髪のボリュームの悩み対策
「トップがペタンとする!」という大人の髪を悩ませる、最大の問題。全体のレングスが短かろうが長かろうが、ここが立ち上がっていないと、どうしようもなく貧弱に見えてしまいます。
軟毛系や毛量少なめの方だけの問題かと思いきや、毛量は多くて、サイドや後頭部は広がるのに、トップだけはなんだかボリュームがない、とか、分け目が目立ってそのあたりがペタンとする…などなど、トップボリューム問題は本当に深い!
実はこの最大の悩みに対する対策はいろいろあるのですが、今回は撮影現場のヘアメイクアーティストさんがすばやく一瞬でトップを立ち上げているところを発見したので、それをリポート。用意するのはこれです。
ヘアアイロンでボリュームアップ!
メーカーは不明…。馬喰横山にあるプロ向けの美容用品問屋「M田M」でご購入とのこと。 ヘアアイロンのちっちゃいバージョンで、長さ20センチほど。このタイプのミニコテは、テスコムさんなどから出ていますので、似たものが入手できるはずです。
50代くらいの女性モデルの撮影にこれを使っていたのは、ヘア&メイクアップアーティストの遠藤芹菜さん。モデルになっていた50代の女性は髪の豊かな美女で、十分に立派なトップだったのに、これで持ち上げるとさらに美女っぷりが際立ち、端で見ていた私は、鳥肌が立つほどその威力に感動! そこで撮影終了後に、ミニコテを使ったスタイリングのコツを教えていただきました。
使い方は、まるでサラダなどに使うトングのよう。先端で根元の髪をつまみ、弧を描くように滑らせるだけ。これを放射状につくっていきます。
ふんわりトップの作り方
①ミニアイロンの先端で分け目の髪の根元ギリギリのところをつまむ。
②弧を描くようにアイロンを滑らせる。
③つむじから四方八方につくっていく。
最後にところどころの毛束を指先でつまみながら、セットでスプレーをしゅしゅっと振っておくとナイスボリュームなトップが長もちします!
さらに、いつもの分け目から、1センチずらした位置を起点に放射状につくったり、分け目はそのままでも、上からかぶせるようにしてつくると、地肌が見えなくなってふんわり感が倍増します。ぜひお試しを!
教えてくれた人
遠藤芹菜さん
嶋田ちあきさんのアシスタントを経てヘア&メークアップアーティストに。雑誌のほか、タレント、女優のメークアップなどで活躍中。美容のプロにも愛される人気アーティスト。
投稿者プロフィール
- マチュア女性のヘア情報サイト『HAIRISTA』を監修。毛髪診断士・認定講師。化粧品販売の仕事をしていた母の影響から、美容に興味をもつ。女性誌編集部での美容担当を経て、フリーランスの美容エディター・ライターとして独立。女性ファッション誌・美容雑誌のヘアを中心とした美容ページのほか、化粧品メーカーの広告、WEBの編集・ライティングなども手がける。
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